ネクタリス攻略TOPに戻る

乱数とその検証:ファルコVSハンター

ネクタリスの戦闘はランダム要素が大きいというのは誰もが感じている事と思う。
で、乱数が実際どんな風になってるのかというと、こんな風になってるらしい。

ダメージ倍率 発生確率
×0.2(ミスファイア) 3%
×0.5 7%
×0.6 8%
×0.7 9%
×0.8 6%
×0.9 9%
×1.0(標準値) 10%
×1.1 10%
×1.2 6%
×1.3 9%
×1.4 10%
×1.5 6%
×2.0(準クリティカル) 5%
×4.0(クリティカル) 2%

ベルカーブどころではない大胆な分布だ。
ダメージの補正だというのに1/5とか4倍なんて数字が当たり前のように
紛れ込んでるのが凄い。

さてここで、乱数の検証を兼ねてファルコとハンターのガチ勝負の実験をしてみたい。
ファルコとハンターは計算上どちらが強いのか?そして実際にはどうか?

★予測値の算出

経験値も戦闘効果もない状態で戦うので、攻撃力・防御力はそれぞれの
基礎能力値をそのまま使う。

ファルコがハンターに与える標準総ダメージ
90×(100−50)÷100×8=360

ハンターがファルコに与える標準総ダメージ
70×(100−30)÷100×8=392

この段階ですでにファルコ不利と判明してしまったが、くじけず乱数補正に進もう。
850から総ダメージを引いた数の上一桁が残機数となる。

ハンターの戦闘後残機数・予測値
倍率 総ダメージ 残機数 発生確率
×0.2 72 7 3%
×0.5 180 6 15%
×0.6 216
×0.7 252 5 24%
×0.8 288
×0.9 324
×1.0 360 4 26%
×1.1 396
×1.2 432
×1.3 468 3 25%
×1.4 504
×1.5 540
×2.0 720 1 5%
×4.0 1440 0 2%
ファルコの戦闘後残機数・予測値
倍率 総ダメージ 残機数 発生確率
×0.2 78 7 3%
×0.5 196 6 15%
×0.6 235
×0.7 274 5 15%
×0.8 313
×0.9 352 4 29%
×1.0 392
×1.1 431
×1.2 470 3 25%
×1.3 509
×1.4 548
×1.5 588 2 6%
×2.0 784 0 7%
×4.0 1568

これらの表から、乱数分布が正しければ次の結果は起こり得ない事が分かる。
・どちらかが無傷
・ハンターが2機生き残る
・ファルコが1機生き残る

★実験

では実際にやってみよう。
ファルコとハンターを100回対戦させて各々の残機数を記録する。
これを三つの機種それぞれで行う。

100回の戦闘におけるハンターの残機数分布
残機数 予測値 実験値(PCE) 実験値(Win) 実験値(PS)
平均残機数 4.15 4.22 4.29 4.26
8 0 0 0 0
7 3 1 7 3
6 15 15 19 13
5 24 33 20 32
4 26 21 24 26
3 25 24 21 19
2 0 0 0 0
1 5 4 7 6
0 2 2 2 1
100回の戦闘におけるファルコの残機数分布
残機数 予測値 実験値(PCE) 実験値(Win) 実験値(PS)
平均残機数 3.89 3.73 3.94 4.06
8 0 0 0 0
7 3 1 2 4
6 15 11 14 15
5 15 15 18 16
4 29 34 30 30
3 25 25 26 26
2 6 7 4 5
1 0 0 0 0
0 7 7 6 4

おおむね予測に近い結果が出たと言っていいのではないだろうか。
(色付きの行に注目)
やはりファルコは素の勝負ではハンターに後れを取るようだ。
特に全滅率に3倍以上の差があるのが辛い。

ちなみに集団戦だと、支援効果の恩恵の受け方に差が出るため
ファルコ側がさらに不利になる。
結局のところ機体性能の差を覆せるのは指揮官の腕だけだ。

★最後に一言

運の要素が大きいのがネクタリスの欠点、みたいな意見を時々見かける。
個々の戦闘のレベルまでなら正しいし欠点というのも心情的には解るが、
「MAP単位で勝てるかどうかは運の問題」と言うならそれは(ほとんど)間違いだ。

多少のイレギュラーを吸収できるのが優れた攻略法であり、また
多少のイレギュラーをねじ伏せられるかどうかはプレイヤーの腕で決まる。
あるMAPを10回やって3〜4回しか勝てないのならそれは運ではなく
単に攻略法か腕かあるいはその両方が欠けているだけだ。

ネクタリス攻略TOPに戻る