PS版とAC版の違い

ほぼ完全移植と言って良いPS版ですが、よく見ると幾つかの細かな差異があります。
いずれAC版でスコアを狙おうと思っている人は要熟読。
情報提供:nari氏。感謝


 <難度表示>
設定画面を見ると、"EASY"から"VERY HARD"まで4段階の難度があり、デフォルトは
"NORMAL"になってる訳ですが、実はこれは公式のスコア集計難度ではありません。
一つランクを上げた"HARD"が「正式な」難度とされています。
しかも、PS版とAC版では難度表記が一個づつズレています。

PS版AC版
EASY←→VERY EASY
NORMAL←→EASY(初期設定)
HARD←→NORMAL(この難度で集計)
VERY HARD←→HARD

つまりAC版の"NORMAL"とPS版の"HARD"が、実質同難度になるわけです。

アルカディアのハイスコア集計ルールによると
難易度設定は工場出荷設定のイージーではなく、【ノーマル】の1部門で集計。
とのこと。

何故こんなややこしい事になっているのか良く分りませんが、
とりあえず当攻略もHARD設定を前提としていますので
今までNORMALでやっていた人はランクを一つ上げましょう。
え?「これ以上難しくなるのは嫌」?大丈夫。
実際は「言われてみれば少し弾が増えたか?」程度で見た目は殆ど変わりません。
一方、2面のおたまや5ボスザコの出現数が増えるのでスコアは確実にUPします。

因みに2周目はどのランクでも全く変化はありません。


 <画面構成>
PS版の画面はAC版と比べて多少縦に長くなっています。
これは走査線数の差に由来する不可避なものらしく、本来画面外にあった
波動砲ゲージは、苦肉の策として半透明になって画面内に入っています。

また、PS版は画面の左右の端が少し切れている様ですが、おそらく
自機の移動可能範囲は変わっていないので(AC版だと画面左端に
ピッタリつく事が出来ない)これらの差異はパターン構築に影響を
与えるものではないと思われます。


 <局所的な違い>
パッと見では気付かないようなミクロな違いが数箇所確認されています。
とは言え、パターンによっては重大な影響を受ける場合も。

  3面ボス
  3つのコアと3ヶ所のパーツが1対1で繋がっているわけですが、
  この対応がPS版とAC版では異なっています。
  ↓出現時の配置
  
  ザコ稼ぎをする際に残さねばならないジェネレーター・コアの初期位置が違うので
  序盤の動き方を変更する必要があります。

  4面道中
  後半復活地点の辺りで出現するワーグス(カニ)。
  PS版だと右上の一匹だけ何故か逆方向を向いており、そのまま上に消えていきます。

  5面ボス
  このボスの場合だけ、時間切れになると背景が暗転して終了しますが
  AC版では暗転が始まった瞬間自機の判定が消えるのに対し
  PS版だと最後まで判定が残っています。つまり……
  PS版の方が相討ちが容易、という事になりますね。


 <処理落ち>
ある意味最も重要で、大きな影響を与える相違点がこれ。
AC版は処理落ちがかなりキツく、フル装備で連射したりすると
かなりノッタリした動きになってしまいます。
体感ですが、場所によってはスピード1個分以上の差が出ている様な気がします。
おかげで難関の2-4ボス戦もアドリブ避けで何とかなっちゃったり……。

この事はシビアなパターンの成功率にダイレクトに影響し、
PS版でちょっと安定は無理臭いと思えたパターンが
AC版だと充分実戦で使えるレベルになったりします。

この一点だけを見ても、確実にAC版はPS版より簡単だと言えるでしょう。


 <スコア周りのバグ>
PS版の数少ない欠点の一つに「スコア関係のバグが多い」と
いうのがあって、一緒に収録されている初代の方では
「ステージクリア時のスコア表示がおかしい」
「倒したはずの敵の点数が入らない」
といった現象が頻発します。

2ではあからさまなスコア減少は殆ど無いと思いますが、
一箇所再現可能なバグとして
「スコアの千の位が9の時に2ボスを倒すと
その9000点がそのまま持っていかれる」

という現象が起こります。
(全てのROMで起こるかどうかは不明)



あと、敵の名称が巷で言われているものと「R's LIBRARY」の記述との間で
食い違っている事がありますが、深くは追求しない事にします。
当サイトではR's LIBRARY内のバイド図鑑に記載された名称を使います。