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第五講:工場争奪戦

生産の概念がないネクタリスにおいて、自分の手駒を増やす唯一のチャンスが
中立工場の占領だ。当然ガイチ軍も全力で工場を狙ってくる訳なので、
その熾烈な争奪戦の過程で様々な駆け引きが生じる。

★工場の予約

工場を取る時は、周辺の陣地および歩兵の移動経路を
一足先に他のユニットで確保しておくのが基本。

工場周辺に陣取って
威圧する事でガイチ歩兵の
前進を止められる。
間接攻撃兵器による牽制も有効。

ガイチ歩兵の到着が早く普通は取れない工場でも、高速ユニットだけを
先行させて所有権を主張する事で取れるようになる場合がある。


ドレイパーが本来向かうのは自分から見て近い工場Bだが、
先にファルコが到着しているのを確認すると工場Aに進路を変える。
その後時間差で工場Aを守りに行けば両方ゲットできるという訳だ。

★後取り

工場を挟んで互いの戦力が集結する激戦区では、占領しても中身を取り出す
余裕がない場合が多い。

こんな時は敢えて先に占領させ次のターンで再占領するのも手だ。
ガイチ歩兵がいなければもはや再々占領の心配は無い。

さらに出口の少ない工場の場合、

あらかじめ何らかのユニットで全ての出口を
封鎖し、無能力化しておいて
後からゆっくり占領に向かうという手もある。

主戦場から離れた工場で有効。
初期配置によってはこれを使ってガイチ工場の乗っ取りを狙う事も。

★ペリカン自在

ガイチ軍はこちらの歩兵入りペリカンを強く意識しており、特に収容所を
狙って来そうな気配に対しては敏感に反応して退却を始める。
これを逆手に取ると敵をこちらの思惑通りに誘導できる。


収容所を狙うと見せかけて工場へ、あるいはその逆。


工場を狙うと見せかけて別の工場を急襲。

このテクニックは汎用性が高く、うまく立ち回れば兵力差の大きいMAPで
敵主力の動きを封じて凌いだり、兵力の分散を誘発して戦いを優位に進める
といった用途にも使える。

★工場の取捨選択

普通、工場の占領は歩兵だけでなくその護衛や足止め、囮役と協力しつつ
行うので、工場一つにつきある程度の戦力を割く事になる。

全ての工場を確実に取れるだけの戦力的余裕が無いならば(普通は無い)、
戦力を等分して賭けに出るよりは、価値の高い工場のみに狙いを絞って
確実に取った方がよほど勝率が高い。

つまり最初に優良物件ダメ物件を見極めておく必要があるのだ。
中身の数や質も大事だが、特に注意すべきは立地条件。
出口の数が多いのはそれだけで価値の高い工場と言える。

出口が多ければ戦力を素早く展開し
一挙に勢力圏を拡大できる。
防衛能力も高い。
工場の密集地帯では出来る限り優良物件、
なおかつ最前線に近い工場を優先すべし。
先に前線を押し上げてしまえば、後方の工場は
後からでも余裕で取れるからだ。

★制作者の意図を読む

そのMAPがどう考えても難しすぎると感じたら、それは本来取るべき工場を
取っていない可能性が高い。

ネクタリスはそのシステム上、物量による力押しだけで話が終わらず
特に工場・収容所の占領に関しては非常にパズル的な要素が強い。
一見取れそうにない工場も巧妙な手順で取れる様に作られているかもしれない。
先入観にとらわれず、MAP制作者の意図を考えつつ知恵を絞ろう。

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