戦力互角、中央工場を取った方が勝ちという分かりやすい実力勝負のMAP。
自陣と工場の間に山脈が横たわり、一見地勢的に不利なように見えるが
輸送機がいる限り陸路のアクセスは問題にならない。
初期戦力
UNION…19(地3空4)
GUICY…19(地3空4)
そろそろ解ってきたと思うが、このゲームはいわゆる後の先戦法が非常に強い。
まずこちらが少し退いて相手の攻撃を最小被害で受け止め、次ターンで一気に
大攻勢をかけるのが開幕の基本である。
もっと先のMAPまで進むと自軍不利の状態で始まるのがデフォになってくるが、
この「退いて押す」呼吸が掴めれば多少の兵力差をひっくり返すなど造作もない。
2ターン目開始図
各Gユニットの移動範囲を測った上で敵勢力圏の外縁に迎撃網を張り、
最も襲来の速いユニットのみを釣り上げる。
このMAPからいよいよ本格的な航空戦が始まるが、それは言い換えると
本格的な包囲合戦が始まる事を意味する。
航空兵器の機動力をフルに生かし 囲んで囲んで囲みまくれ。 |
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慣れれば1ターンで ここまで押し込める。 |
ただ囲むだけでなく、最小被害と最大威力を得るべく一手一手
知恵を絞らなければならない。
このゲームのこういう所はまさに詰将棋であり、一番面白い所でもある。
と言っても最初からそんなに効率良く攻めるのは難しいし、
勝つだけならそこまでシビアになる必要もない。
このMAPの急所は中立工場を獲れるかどうかのただ一点のみ。
手堅く行くなら、釣った魚だけ料理して後はムンクスを守るように
ユニットを配置しておけばいい。
空輸した歩兵を降ろす時は常に ペリカン、歩兵、工場の位置関係に 気を使う事。工場それ自体も 歩兵を守る盾となり得る。 |
絶対の確実性を求めるなら ペリカン2隊にムンクスを載せて 同時に降ろすという手も。 |
中立工場の戦力が手に入ればもはや負ける要素はどこにもない。
ペリカンはその運動性と何でも載せられる万能性ゆえに、活用の幅が広く
使いこなすのが面白いユニットである。
上の方の画像で妙な事をやっていたのに気付いただろうか?
そう、これ。 攻撃力の高いモノケロスを いきなり敵の背後に埋め込んで 包囲の支点にしている。 |
この様な変則技も含めて、ペリカンにはいろんな使い道がある。
その全てを詳しく解説する余裕はないが、主な用途を挙げると
・歩兵の輸送
→工場、収容所を急襲
→それをちらつかせて敵の動きをコントロール
・鈍足ユニットの輸送
→敵陣内部への攻撃力の埋め込み
・囮、釣り餌
・包囲の補助、足止め
ハンターとはまた違った意味で極めて強力なユニットであリ、
ペリカンの柔軟な運用が活路を開く事も多い。色々試してみよう。